グロインペイン症候群

グロインペイン症候群は、10~30代で、おもにサッカーをやっている人に発症しやすい障害です。

鼠径部痛症候群の症状

症状

グロインペイン症候群の症状は主に鼠径部、下腹部、坐骨部、睾丸部に痛みを生じます。

初めは強いボールを蹴るときや、全力で走った際などに痛みを生じます。

原因

体幹から股関節周辺の筋や関節の柔軟性の低下による拘縮や骨盤を支える筋力低下による不安定性、体幹と下肢の動きが効果的に連動することが出来ず不自然な使い方によって、これらの機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化していきます。
何らかの原因で柔軟性、安定性、動きの連動に問題が生じたまま、無理にプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。

また、片足で立ってキックを多くするサッカーの動作そのものが発症の誘因になります。

初期症状では、全力で走るときや、ボールを蹴るときなど、限定的に痛みが生じますが、症状が悪化していくと、痛みが出る頻度が増えていき、軽い運動でも痛みがでるようになります。

当院での治療

グロインペイン症候群はストレッチメインの手技で症状を軽減させます。症状によっては体全体のアライメントを整える骨盤矯正などもとりいれていきます。症状が軽減したらリハサクを用いてトレーニングを開始し再発防止を目指します。