ジャンパー膝

ジャンパー膝とは

ジャンパー膝ひざとは、スポーツや運動などを過度におこなうことでおこる慢性的な膝ひざの障害です。膝蓋腱炎や膝蓋靱帯炎

とよばれることもあります。

ジャンパー膝は名前のとおり、ジャンプや着地の動作をくり返しおこなう人が発症しやすい病気です。バレーボールやバスケットボールやサッカーなどジャンプが多いスポーツをおこなう選手は膝に過度な負担がかかりやすく、発症する方が多くなります。

原因

長期にわたる運動、特に頻繁な屈伸運動を行うことで生じます。以下が代表的な発症するスポーツです。

膝蓋腱の収縮を何度も繰り返し行うことによって損傷が蓄積されて起きます。上記以外のスポーツでもランニングやジャンプ動作を頻繁に行っていれば罹患することがあります。

また、スポーツ選手でなくても比較的に身体が硬い場合にも発症し、とくに、年齢に関わらず体力をつけるために急にランニングに取り組む、ということでも生じます。

基本的には充分に休息し、膝蓋腱を安静にすることで一過性で済むことがほとんどですが、スポーツ選手は損傷した膝蓋腱が修復する余裕がないほど頻繁に運動してしまい、これによって膝蓋腱の細かな損傷が慢性化・蓄積して治療が必要になる（膝蓋腱炎になる）ことがあります。

症状

ジャンパー膝では膝に痛みがあらわれます。特に膝蓋骨しつがいこつのすぐ下側のあたりに圧痛をみとめることがあります。

痛みはこのようなときにあらわれます。

当院での治療

ジャンパー膝の治療はストレッチで筋肉、関節の柔軟性を高めるのがメインとなります。その他、炎症が強い時期はハイボルテージ治療器を用いて炎症をおさえていきます。どうしても部活の試合などで患部の安静が出来ない場合などは、テーピングでサポートも行います。

症状が落ち着いてきたら、リハサクを用いて、筋力トレーニングや柔軟性UPを目指し、再発予防に力を入れていきます。