テニス肘【外側上顆炎】

症状

ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。多くの場合、安静時の痛みはありません。テニス肘の症状

原因と病態

中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています。

テニス肘はテニスの上級者には少ないと言われています。その理由は手だけではなく体をうまく使ってラケットを振っているのと、しっかりとガットの芯でボールをとらえ肘にかかってくる負担を最小限に抑えることが出来てるからです。

テニス肘の原因の1つが使い過ぎ(オーバーユース)です。同じ動作を繰り返し行っていると、腱はストレスを受けて疲労していき炎症が発生します。反復動作が原因となるので、テニス以外の日常生活でも痛みが発生する原因となります。

一般的には、年齢とともに肘の腱がいたんで起こります。病態や原因については十分にはわかっていませんが、主に短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて生じると考えられています。 この短橈側手根伸筋は手首(手関節)を伸ばす働きをしています。

テニス肘の原因と病態

①長橈側手根伸筋:手首(手関節)を伸ばす働きをします。
②短橈側手根伸筋:同様に手首を伸ばす働きをします。
③総指伸筋:指を伸ばす働きをします。

当院での治療

テニス肘はオーバーユースはもちろん、関節の不安定性・柔軟性の低下・筋力低下・不良なホームなど様々な要因に

よって起こります。当院では手技やハイボルテージを用いて、筋緊張の緩和、柔軟性の向上、体幹の上手な使い方などを施していきます。

そしてリハサクを用いて筋力強化や予防、再発防止に向けて運動プランや施術プランを立てていきます。